地震計には様々な種類があり、機能も豊富に揃っているので
目的に合った地震計を選定することがポイントです。
1.地震履歴は検証の最重要情報
- 大きな地震が発生し地震計が動作した場合、履歴情報を確認する事で地震のレベルを後から確認することができるため、設備停止や避難アナウンスなどの緊急処置がルールに基づく正しい判断であったことを確認、証明することができます。また履歴を保存する場合には、記録する時刻が正しいことも重要なポイントです。
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⇒IMVの地震計なら…
表示部に最新50件の地震履歴が保存されます。またプリンタやGPS時刻修正装置などもオプションで取り揃えております。
2.警報出力の有効利用
- 設備の緊急停止や避難アナウンス、非常灯点灯や非常口の開放など、様々な防災処置システムと接続することで、二次災害防止に役立つため警報出力(接点)が多い地震計を選ぶことがポイントです。
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最大で10段階まで、任意で設定可能です。
3.選ぶなら無指向性検知型
- 現在地震計には震度計を含め、垂直と水平2方向をベクトル合成する無指向性検知が一般的ですが、水平方向のみ検知するものもあります。
地震波は3次元に発生するため、水平方向のみの検知と無指向性検知の地震計ではレベルが異なってしまいます。
ですので直下型地震にも対応する無指向性検知型を選ぶことをお勧めします。 -
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全て無指方向性検知型を採用しています。
4.2 out of 3 のバックアップ体制
- 地震計は信頼性の高い計測器ですが、誤動作や故障が絶対にないとは言えません。そこで信頼性のある同じ地震計を3台設置し、2台以上が動作した場合のみ外部に警報を出力する2 out of 3 のバックアップ体制をとることで、誤動作による莫大な機会損失や復旧費用を抑えることができます。
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オプションで多重制御ユニットをご用意
しています。
5.取り付け位置・電源仕様の確認も忘れずに
- 電源
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地震により電源系統が断たれてしまう可能性を踏まえ、非常電源で稼動する電源を選定する必要があります。電源は地震計自体に無停電電源装置を内蔵させる場合や、お手持ちの非常電源を用いる場合など、状況に合わせて設計が必要となります。
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標準は交流電源を採用し、無停電動作10分を保障しています。また、直流電源に改造する事も可能です。 - ケーブル長
- 地震計のセンサーは、非常に小さな揺れでも計測することができるため、なるべく振動が起こらない、硬く水平なコンクリードなどにアンカー固定することを推奨します。センサーから処理装置までの距離を確認した上で、適切なケーブルの長さを選定してください。
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ケーブルは標準構成で100mまで延長可能。
延長を希望される場合は相談承ります。